茨城県への旅:海あり、山あり、東京近郊でありながら風光明媚な大自然を体感
白川郷をたずねて
岐阜県白川渓谷の中部に日本で類を見ない古い村である白川郷があります。こちらの住居は11世紀に造られたものも含まれており、厳しい冬を越えるための、人々の独創的かつ連帯意識を証明するものといえるでしょう。茅葺の屋根の形は雪崩を防ぐために非常に急こう配の(祈りを捧げる手の形にも似た)形状をしており、室温を守るように建築されています。こうして家を作るためにはおよそ20名ほどの人力が必要であり、それはすなわち人々が強く共同しあったこと、そしてそれが必要とされた場所であったということを証明しているのです。こうした建築の技術は合掌造りと呼ばれるもので、家屋の中に入ってみると、たとえば和田家、あるいは長瀬家などでは細密に木材を細繩でまとめて作られた建築構造の素晴らしさに驚かれることでしょう。
また、絹を作るために蚕を飼う、養蚕業に必要な細い光が入ってこられるように作られています。集落は今日に至るまでその伝統を続けており、田島家では絹づくりのデモンストレーションを見ることも可能です。
合掌造りの家に一晩お泊りいただくとより素晴らしい経験を実感できますのでお勧めです。
春が訪れる時期となれば、村は満開の桜で囲まれ、それはそれは素晴らしいです。白川郷は水田に囲まれており、5月には田植え祭りがあり、村の女性たちが伝統音楽に合わせ田植えをするのをご覧いただけます。冬には雪で覆われ幻想的な風景をお楽しみいただけますし、白弓スキー場でスキーを楽しむこともできます。夏には、村は濃い緑に包まれます白山のドライブコースを楽しめます。6月にはハイキングを始める前に茶の湯を体験できます。