伊勢神宮参拝

2018年 10月12日


神道の聖地として最も重要な場所は伊勢であり、三重県の伊勢がその場所です。日本書紀(日本史の書物、あるいは日本年代記)によれば伊勢に天照大神(太陽の神)がその地に住まれた場所とあります。のち、天照は奈良に渡り、天皇の家系を作り上げました。天照は日本の神様の中で最も偉大な神とされ、伊勢神宮は神道の一番重要な聖なる場所です。

具体的には、伊勢神宮はいくつかの建物の集合体であり、特に2つの重要な建造物である、一つは内宮と呼ばれ、女神である天照大神に捧げられており、またもうひとつは下宮と呼ばれ、やはり女神である豊受大御神に捧げられています。その反面、建物内に入ることは規制されており、一部のみが一般公開されています。

伊勢神宮は仏教の例えば奈良東大寺などと比べると、見た感じでは印象派それほどないかもしれません。しかし、その歴史と、非常にミステリアスなものを含んでいることでとても興味が湧いてくる場所です。事実、内宮の一部は天皇とその一家、そして神道の高官だけにしか入ることを許されておらず、聖地の神聖さを非常に強く感じられます。

また、もうひとつ知るべきこととしては、神社は20年ごとに同じように建て直され、その清らかさを保っているということです。現在の建物は2013年のもので、これは建て直し61回目ということになります。ここにもその1200年に及ぶ伝統が表れています。

最後に、この聖地の近くに二見が浦があります。ここで夫婦岩といわれる、対になった結ばれた岩を見ることもできますし、熊野古道に繋がる墓地を見学するとユネスコの世界遺産に登録された、紀伊山地の霊場と参詣通をご覧いただけます。伊勢の写真を何枚かこちらに添付したいと思います。