マナー

温泉

温泉浴場の入り口には、「男湯」「女湯」の表示をしたのれんがかかっています。一般的に漢字で「男」と書かれた青色ののれんが男性用、「女」と書かれた赤いのれんが女性用であることが多いです。温泉施設の中には、男湯と女湯を決まった時間に入れ替えるところがありますので、入る前にのれんをよく確認しましょう。

 

日本の温泉には裸で入るのが原則です。湯船に入る前には、必ず体を洗うようにしましょう。通常、浴場にはシャワーの付いた洗い場があります。たいていの場合、ボディーソープやシャンプー、そして小さなイスが備え付けられています。鄙びた温泉地でシャワーがない場合は、湯船のそばに置いてある湯桶で体を流してから入浴しましょう。衛生管理上、入浴タオルは湯船の中に入れてはいけないことになっていますので、小さくたたんで頭にのせるとよいでしょう。

日本では、公衆浴場では原則「タトゥーお断り」となっていますが、「タトゥー隠しシール」などで隠すことを条件に、許可している施設も多くあります。

 

寺社仏閣

神社仏閣

日本には多くの寺社仏閣がありますが、参拝する際には下記のマナーを守るようにしましょう。

手水舎(てみずやまたはちょうずや):

寺社仏閣を訪れたら、まず手水舎に向かいましょう。ひしゃくで水をすくい、左、右の順に手を洗い、そして口をすすぎます。すすいだ水は水盤の外に出すようにしましょう。この一連の動作は、参拝の前に「けがれ」を祓う役割があるといわれています。




 

鳥居、または山門の前で一礼:

神社仏閣に入る時は、神社であれば鳥居、お寺であれば山門の前で一礼します。山門の敷居は踏まずにまたぐのが礼儀です。神社であれば拝殿、お寺であれば本堂、に参拝する前に境内を散策することができます。

 

祈る:

拝殿の前には大きなしめ縄とお金を奉納する賽銭箱があります。一般的に賽銭箱には5円玉を奉納します。賽銭後、垂れ下がっている縄で鈴を鳴らしましょう。そして二回深くお辞儀をした後、二回柏手を打ちます。これによって神様を呼び出し、感謝やお祈りをします。最後にもう一度深くお辞儀をするようにしましょう。

 

お寺の場合でもお祈りのやり方は同様ですが、柏手を打つことはありません。神社との違いとしては、お寺には鳥居はありません。

 

寺社仏閣は神聖な場所なので、境内で写真を撮ることは控えるようにしてください。また注意書きも読むようにしましょう。寺社仏閣によっては建物に入る時、靴を脱ぐようにいわれる場合もあります。

 

絵馬とおみくじ:

多くの神社では絵馬を買うことができます。絵馬とは、願いごとを書く小さな木でできた板であり、願い事を書いた後、絵馬掛けに奉納します。

またおみくじも買うことができます。おみくじとはこれからの運勢が書かれた小さな紙であり、良いことが書かれていたら自分で取っておきます。もし良くないなことが書かれていたならば、他のおみくじのように木に結びましょう。宮司さんが悪い運を追い払うためにおみくじを回収し、焼き清めてくれます。