上高地:日本アルプスの絶景

2018年 10月09日


暖かくなると、冬には行くことができなかった様々な場所にいく機会が生まれます。高い山からの絶景は日本アルプスと美しい渓谷を旅して見るのが一番でしょう。とりわけ松本市の西に位置する上高地という渓谷は最高の場所です。松本からは鉄道で新島々を下車し、そしてバスで上高地に着きます。
 この渓谷は3000メートルを超える高さの奥穂高岳などを含む山脈に囲まれた土地です。とりわけ土地の歴史上有名なのは焼岳という火山で、その大噴火によって、いまは森の緑に囲まれ、春のピクニックにおすすめな美しい大正池が生まれました。
日本では何世紀以来、高い山の山頂は聖地とみなされ、神格されました。そのことにより、歩いてそこに向かうという行為はスピリチュアルなものであり、そこに辿り着くまでにも多くの隠れた聖地を見つけることとなります。9月(26-27日あたり)にはお舟祭りがあります。ここでは伝統的な神道の装束に身を包んだ神官がこの渓谷に住む伝統的に漁業を営んだ人々の魂に祈りを捧げるために、梓川を小舟で渡るという行事です。


ハイキングルートの中でも特に人気のルートは、「大正池」につながる川沿いです。およそ徒歩8キロの距離ですが、松林の美しさ、小さな緑の高原、そして辿り着く大正池までの川沿いの美しさは格別です。秋となると、木々は黄色に染まり、大正池の澄んだ水の色とのコントラスト、そして山を映した水の様子などは素晴らしいものです。また鏡のような美しさで知られる明神池へと向かうハイキングルートもあります。
もしかすると散策中には思いがけずニホンザルとの出会いが待っているかもしれませんよ。
(ただしあまり近づきすぎないよう気を付けてください)