御嶽山と奥多摩をめぐる旅

2018年 10月05日


日本では公共交通機関は時間きっかりに動きます。電車は時間に正確、鉄道は非常に充実していますので、東京から簡単に近郊の自然を楽しみに行くことができます。

新宿駅から中央線に乗り、青梅駅で青梅線に乗換え、御嵩駅で下車してみましょう。東京を出て電車で山に向かうと、どこまでも町は続いているなあと思われるのですが、次第に線路沿いの家々が山に変化していき、新たな旅が始まるのを感じることができます。

駅を降りると左側に小さな木造の小屋が見つかると思います。ここが観光事務所で、地域のハイキングルートの地図をもらうことができます(英語が通じます)。バスで御岳山の徒歩ルート入り口まで直行できます。ただし、駅からはバスでなく徒歩でも多摩川沿いに美しい風景を楽しみながら歩いて向かうことも可能です。春夏期はラフティングやカヌーで速い川下りを楽しむこともできますので、冒険をしてみるのもおすすめです。4月から11月までが通常オープンされています。

山のふもとに到着したら、2つ選択肢があります。ケーブルカーに乗るのもよしですが、とても勇敢なかたであれば、歩いてあがるのもよしです。歩きはちょっと大変ではありますが、非常に気持ちがよいです。およそ2時間の間、急な坂道を山歩きすることとなります。大きな松の森のその静けさと美しさの中をあるくのは非常に心地よいものですので、もし運動に自信があり、挑戦してみようと思われるのであれば、是非この後者の選択肢をお選びください!

山頂はおよそ900メートル。その展望は素晴らしく、またたくさんの現地の食品店が立ち並び、頑張って登った方にはお楽しみいただけることでしょう。

また、こちらの場所では緑の自然に囲まれ、小さな木造の寺が立ち並ぶ場所に七代の滝をご覧いただけます。

御嵩駅から20分電車にお乗りになると奥多摩にすぐ到着できます。駅を出るとすぐに氷川渓谷を眺望いただけます。また、「むかし道(古い道、の意味)」を進み、川の上流に向かい狭い道を進むのはとても楽しいコースです。素晴らしい眺望の中にあるたくさんの木のつり橋を進んでいくということになります。また、鳩ノ巣駅からの散歩道も延長して多摩川から奥多摩までの景色を楽しむことができます。およそ徒歩1時間半の散歩道です。川沿いの散歩では魚釣りのスポットがいくつかございますので、ご自分で釣った魚を焼いて、静かな自然の中、味覚を楽しむこともできます。

よい気候の季節には森、あるいは川沿いでキャンプの施設もたくさんありますし、また、温泉旅館もたくさんございます。
奥多摩駅よりバスでおよそ30分揺られますと、日原に到着します。そちらでは素晴らしい滝と鍾乳洞も楽しめます。また、同じ地域に「稲村岩」もありますので、ごつごつとした岩で構成されたその形は一見の価値があります。ハイキングの上級者向けルートがたくさんありますのでしっかり準備を整えてくださいね。南には奥多摩湖がありますが、この水は東京の飲料水の一部を賄っています。「ふるさと村」から出発する美しい散策ルートがたくさんありますし、神道の聖地を眺めることもできます。