茨城県への旅:海あり、山あり、東京近郊でありながら風光明媚な大自然を体感
しまなみ海道を往く③大三島・伯方島・大島
こんにちは!
前回に引き続き、しまなみ海道の中でも最大の大三島を含んだ愛媛県側の3島をご紹介していきます!
・大三島
生口島から長ーい多々羅大橋を通り抜けた先には、今治市に属する大三島が待っています。
この島には全国一万社を超える分社を持つ大山祇神社があることから「神の島」と呼ばれ、広い境内の中央には樹齢2600年を超えるご神木が鎮座しています。この神社は山や海、戦いの神として祀られており、源義経や源頼朝、護良親王、山中鹿之助など、歴史ファンにとって聞き覚えがある人物たちが自身の武運長久を願い、様々な武具を奉納したとされます。そうした数々の国宝級文化財が収められている大山祇神社国宝館や海事博物館といった見所スポットが存在します。
私の個人的なおススメスポットとしては、ガラス張りのレストランから多々羅大橋と広島方面を見渡すことができ、地元の幸を堪能できる道の駅「今治市多々羅しまなみ公園」、そして島の西端にある「今治市岩田健母と子のミュージアム」です。このミュージアムは岩田健氏の「母と子」を主な題材にした作品が展示されています。敷地内には2018年に改修された、廃校となった小学校を利用した「ふるさと憩いの家」もあるのでノスタルジーを感じたい方は是非訪れてみるといい場所かもしれません。
・伯方島
この名前、どこかで見覚えがありませんか?そう、料理の必需品・塩。中でもとりわけ有名な”伯方の塩”の原産地(福岡の博多じゃありませんよ!)なんです。古くから製塩業が盛んだったこの島を巡れば、1971年に国の政策で塩田が廃止されるまで栄えていた跡が見て取れます。島の東にある大角豆島では、大潮の干潮の時だけ島同士が陸続きになり、島へと歩いて渡ることができます。そしてせっかく塩の島に来たなら、ということで木浦や有津といった、しまなみ海道からは少し外れるエリアまで足を運んでご当地塩ラーメンを堪能しましょう。
・大島
しまなみ海道最後の島・大島は、小説『村上海賊の娘』の舞台となった能島城跡がある、能島村上氏の本拠地だった島です。島の「村上水軍博物館」は一押しの立ち寄りスポットで、展望室からは島全体が望めます。島の南端にある「亀老山展望公園」の展望台からは、世界初三連吊橋「来島海峡大橋」と日本三大急潮の「来島海峡」の潮流を臨むことができ、しまなみ海道を旅する人にとってはハイライトとなることでしょう。
来島海峡大橋の足元にある下田水港では、陸揚げされた海鮮が並ぶ。
いかがでしょうか。広島県側の3島に負けず劣らず、愛媛県側の島々も魅力満点です。
さて、次回はしまなみ海道の四国側の起点・今治市と松山市のご紹介です。